星組大劇『ロミオとジュリエット』を観てきた

星組のロミジュリを観てきました〜with相方。
だいぶ前に行ったんですが(苦笑)日記が追い付いてません。



ちなみに、Bパターン見ました(たぶんw)
どっちがA?B?なんだかよくわからんww
もうね、誰が何やってんだか訳わからん。役替わり多すぎて。。
えっと、個人的にはAが見たかったのです。
というか、礼くんのベンが見たかったのー。
でも相方とスケジュール合わず、Bになりました。
結果的には満足してますが。


さてロミジュリ。
2010年の星組初演以来、2011年に雪組、2012年に月組で再演しているため
ヅカ初心者の私でも見るのは3回目。
雪組は3回観に行ったので、正確には5回目。)
ですが、星組の初演は観ておりません。


月組のロミジュリを観たときはそうでもなかったんだけど
今回は3度目だからか、いちいち比べてしまって困った困った。
比べたくないんだって。いつだって新鮮な気持ちで観たいのよ。
でもCDなんか覚えるくらい聴いてるし、DVDも何度も見たからねぇ。
仕方ないと言えば仕方ないか…
てなわけで、雪組と違うことやってたらすぐわかったよ(笑)。


ちえロミオは、「初演を超える」というプレッシャーからか
なんか試行錯誤が見え隠れ。色々考えて変に複雑になって
肝心の「ロミオ」が薄くなっている感じが…
もちろん歌や踊りの安定感はさすがなんですけどね。


たぶん、周りのティボルト、ベンヴォーリオ、マーキューシオが
体当たりで役にぶつかってる分、温度というか、濃さ?が合ってないんだと思う。
特にマー役の天寿くんは初めて大きな役ついたんじゃない?って感じだし
(なにせ星組あんまわからんのだ。。)
真風くんも3番手に上がって(スチールから見るに)初めての大劇だしな。


ねねジュリエットは、美しいんだけど…
すまん、「何も知らない十六の乙女」には見えなかった(笑)。


ちえねねは組んでもう4年?
雪組月組がお披露目公演だったから(雪組は嫁無しだったが…)
初々しかったのよ。特にジュリエットは。
その辺りの違いかなぁ。


星組のロミジュリは、ロミオとジュリエットがものすごく相思相愛で
お互いがお互いしか見えてなくて
「二人のために世界はあるの〜♪」(古いw)って感じで
そういう意味では正しくロミジュリだったわ。
雪組はジュリエット役替わりだったから、正直キムロミオはやや淡泊というか(笑)
恋愛色は少し控えめに感じるところもあって。
その分、ロミオとベン・マーとの友情はすごくがっつりで
キムちぎまっつの並びがすごくかわいくて(笑)。
(あーもう懐かしい。切ない。)
星組は全く逆ですな。
ロミオとジュリエットが強い分、ロミオとベン・マーの友情はやや控えめ。
ロミオ、ベンとかマーのこと、そんなに好きじゃなくね?みたいな(笑)
まぁ今回はベン・マーが役替わりなので、その影響もあるかと思います。
役替わりって面白いけど、やっぱり芝居としては深まりにくいような気がするなぁ。
特に主要キャストの役替わりはなぁ。正直あまり好きではない。。。


キャスト別に感じたことなんか。


真風くんのティボルトはすげー真面目そうだった(笑)。
星組の御曹司で、若い時から抜擢されているわりにははじけてないというか。
真面目なんだなぁ。好きだけどね、そういう芸風。


ベニーのベンヴォーリオは粗忽成分多め。むしろ粗忽でできているといっても。
マギー(月組)のベンよりもさらに粗忽だったなぁ。
まっつのベンも粗忽を演出しようとはしてたんだけど…やはり中の人の差か(笑)。


マーキューシオの『マブの女王』は難しいナンバーだねぇ。
お願いだから誰か正しい音程で歌ってくれ。
ちぎとあまりに違いすぎて気持ち悪かったぞ。でもどっちが正しいかわからんぞ。
どっちも外して…いや、何でもないです。


美城さんの乳母は、バランスのいい乳母でした。
ソロの高音は苦戦されていましたが…
(コマは地声で無理やり突き抜けてたなぁ。)
でも、期待を裏切らない感じで。よかったです。
専科で残ってくれんかなぁ。長く見続けたい役者さんです。


琴ちゃんの愛はすげー気の強そうな愛。
死@麻央くんが弱そうだったから(笑)余計に。
ダンスのタイプ的には私は雪組のせしこが超絶タイプなので…
というか、オーバーチュアのダンスの
アチチュードトゥールがきれいなだけで私的にはオールOKw
どっちが好きかと聞かれたらせしこというかもしれませんが
琴ちゃんの愛も愛として全然あり。
むしろアチチュードトゥールがなかったら
琴ちゃんに軍配だったかもしれん(人の好みなんてそんなもんさ☆)


コロちゃんのキャピュレット夫人はさすがの貫録。
かおりとはまた印象が違うなー。同期なんですよね、コロ&かおり。
いつだったかのグラフの対談でキャピュレット夫人トークをしてて
それをわくわくしながら読んだ私としてはなんか感慨深いというか。


初演を超えようと試行錯誤のトップコンビ、
勢いのままに熱さで役に入ろうとする(星組の芸風なんかなぁ?)周りの生徒…
というわちゃわちゃ感の中、ヒロさんだけは安定感抜群。
キャピュレット卿は3回目なんだけど、少しずつ芝居の感じが変わってて
でもあくまで「キャピュレット卿」を逸脱してなくて…
いやぁもうさすがとしか。
神父のエマさんもそうでした。専科のオジサマ(笑)たちは素晴らしい。


ラストの(天国での)デュエットの振りが変わりすぎで笑った。
ちえねね仕様だなありゃ。


あ、フィナーレは間違いなく今回の星組のんが素敵です。
少しおしゃれで宝塚っぽくて。
ヒップホップとか余計なことはせんでよし。素直が一番。

長くなりましたが、おしまい。