役作りについて思う@芝居の雪組

以前どっかで書いたけど、雪組はやはり「芝居の雪組」だと思う。
ロミジュリを見たらわかりやすいかも。
ロミジュリってミュージカルは、主要キャラが少なくて、
ほとんどの生徒さんがコーラス(モンタギュー、キャピュレット各チームの若者)になる。
他の公演なら役名がつくような上級生、路線の生徒さんでも、
名もなき若者になっている。


それでも、その名もなき者に「生命」を与えるかのように、
生き生きと彼らのキャラクターを描いてくれたのが雪組の生徒さん達。


月組も見たけれど、遠かったのと1回ではそこまで見きれなかったので、ノーコメントです。
決してディスってるわけではありませんので誤解しないで下さいませ…
大体、雪組の若者についてだって、DVDで見て発見したという
なんともニブチンな私ですから(苦笑)。

というか、目は一組しか持ち合わせてないもので。。


もちろん舞台で直接表したりするわけではなくても
性格とか、人間関係とか、色々と裏設定があるんだろうなと
推察できるんですよね。
そんな風に丁寧に芝居をしてくれる雪組さんが好きです。


そして、雪組のトップ様。
「あほすき」の時に、役作りの時に血液型を考えると言った
ケイさんに対して盛大なるツッコミを入れてしまった失礼な私ですが、
今月のVISAメッセージを見て、大いに反省しました
ケイさんにとって、血液型っていうのは、役作りへのヒントの1つなんですよね。
ほんっとすいません。失礼千万、無礼千万だわ。


いやー、私もちょびーっとだけ芝居をかじったことはあるけど
さすがに血液型までは考えなかったからさー。
年表は作ったし、役になり切って日記書いたりとかはしたけど(若かったな。遠い目)。


きっと脚本に書かれている台詞とかから膨らませることができる
キャラクター像って考えていくと絶対おもしろいと思うんですよね。


もちろん、宝塚の世界ですから、ケイちぎインタビューにもあったように
宝塚の様式美から芝居を作るやり方ももちろんアリだと思うんです。
でも、宝塚歌劇はせっかく5組あるわけだし、
雪組はいつまでも、しっかりと厚みのある役作りをしてくれる
「芝居の雪組」でいてほしいです。