10代はまだ熟れてなくていい(@フットルース)

ってことでー、ボーモント博多校の文化祭に潜入してきた!
梅田の時と演出がやや変わってたり、
初めての博多座は超楽しかったり、書きたいことは山ほどあるけど
今日は感想1つだけ。まぁそれでも長くなると思います(笑)


7日にW観劇したんですけど
ナチュラルにソワレのチケを追加した私w)
例のレンがムーア牧師を説得しに行く所、
マチネの時からケイさんが泣き入ってて
「今日はよー泣くな―」と思ってたら
ソワレになったらもっと号泣していたΣ(・ω・ノ)ノ!
本当に、終始泣きながら説得していたと言っても過言ではない。


しかも、その号泣をうけたまっつ牧師の演技も
いつもより熱がこもっていて、
それを受けたみみエルも次の場面で号泣してて。
(みみと絡むえーちゃんやケイさんが「大丈夫?」って顔してたw)
芝居の雪組らしい連鎖が起こっているな―とニヤニヤ。


でも、ケイさんが・・・というかレンが号泣してくれると
なんか安心するんですよ、私。
だってレンってまだ高校生でしょ?
あれで大人っぽく冷静にムーア牧師を説得したら
もうどんなスーパー高校生だYO!っていうか
あまりに早く完成しすぎていると、彼の行く末が心配になる(笑)


「天国の近く」の場面でも、


レン「いや、傷ついてるよ!・・・すごく。」
アリエル「・・・どうしてわかるの?」


このやり取りがすごく好きなのですが。
いやー好きな男の子に言われたら落ちるよ、ほんと。
自分の抱えてる闇に気づいてもらえるっていうのは
なんて言うか、それだけで心が安らぐんだよな。


でも、そういうレンだって傷ついてるはずなんだよ。
普通に考えて、急に父親が出ていくって
10代の若者にとってはすごく傷になると思う。
さらに、「自分がしっかりしなきゃ」って無意識に思うだろうし。
実際レンは高校生とは思えないくらいしっかりしてるし。
そんなレンが安心して「子ども」になれるというか
安らげる場所があるといいな、と思っていたので。


だから、ムーア牧師と対峙するところで、
あぁ、彼が初めて高校生らしい未熟さを見せたな、
ってちょっとほっとするんです。
ある意味ムーア牧師に甘えている・・・と言ったら変ですが、
実際ケイさんも
「自分の父親と重ねているところもあると思う」
トークショーで語っておられたし。
(今思い出した!なので備忘録には載ってませんww)
ストレートに思いのたけをぶつけるっていうのは
文字通りまっすぐで、10代らしくて、
かっこ悪いかもしれないけど、すごく感動的。
(ほら、甲子園の高校球児の全力プレーを見て
きれいじゃない、泥臭いプレーに感動する、みたいな?)


傷を負っているのにそれを覆う明るさを持ち、
一言多いけど(笑)大人びていて、
まっすぐで、華があって、かっこいいレンは、
下級生の頃から抜擢を受けて、
まだまだ粗削りでいい学年の時から
「完成されたもの」を追い求めてきたケイさんの姿、
なのかもしれませんね。


レンが音月桂へのあてがきっぽいと思うのは、
そんなところにも理由があるのかも?
ケイさんもまっつには甘えてるみたいだし(笑)。
そんな2人が好きだ。