月組大劇『ロミオとジュリエット』を見てきた(ネタばれあり)

見てきちゃった、ついに。
学割使わずに。(スケジュール合わなかったので・・・)


雪組の実況CDリピしすぎて(DVDも)
歌詞も台詞もほぼ暗記してしまっているので(笑)
見たら絶対比べちゃうから、見に行こうかどうしようか
迷っておりました。


だって、比べられたら、あんまりいい気はしないかなーって。
しかも比べて「〇〇の方がよかった」とか言われたら
余計に「んぁーーーー」ってなっちゃうじゃないですか。
雪組が再演した時に私が経験したことです。)


でも、見に行ってよかったです!
確かに比べはしたけど、どちらもよかったですから!
いや、ほんと。
雪組月組では芝居のアプローチの仕方がかなり違いましたが
両方アリだなと素直に思いました。


※以下、ネタばれ注意※


演出が変わっていたところがいくつかあったけど、
印象的だったのは、仮面舞踏会で2人が出会って
踊った後、雪組版は仮面をそれぞれ自分で回収していたけど
月組版はジュリエットがロミオの仮面を拾っていて、
それをバルコニーのシーンで眺めながら
ロミオの事を思い出す・・・という風になっていました。
(シンデレラのガラスの靴みたいな?)


ついでに言うと、ロミオがバルコニーに上がってきて
ジュリエットが「ロミオ!」って驚いて、
ロミオが歌い出した時に、
ジュリエットが持っていた仮面を返却してたの(笑)


今?!今返すの???!!!!

ジュリエットって天然・・・(違うダロ)
しかもちゃぴの返し方が
「あ…、とりあえず、はい」みたいな感じで(笑)
おもしろかったです。


あと、芝居のアプローチが違う話を書き残しておこうかな。


これは、組カラ―の違いかもしれないんですけど
月組雪組は芝居の感じが全然違う。
月組は、なんていうか、マンガちっくというか・・・
何をするにもオーバーでわかりやすい。
登場人物が考えてることがすごいよくわかるし
ほんと、マンガみたいに背景トーンとかオノマトペが見えそうだし
心声みたいなつぶやきも、すごく大きいの。


雪組はもっと芝居が控えめというか、
キャラが考えてることとかを、
台詞のやりとりの中の小さな間とか、台詞と台詞のリズムとか、
小さな仕草で表現する傾向があると思います。
あと、心声も本当につぶやきだったり(笑)
口パク?みたいな感じで言ってることも多くて。
日本物をよくやる組だからかなー?(今はそうでもないか。)


だから、普段雪組を見慣れてる私はちょっと驚いたけど
こういうのもアリなんだなーと感心しました。


あと、月組さんは全体的に若いですね。
若いからどの場面も一生懸命で、それはいいことなんだけど
芝居全体の流れが見えにくいというか、
ややメリハリに欠けた感があったのがちょい残念でした。
一場面一場面は本当に一生懸命作っておられるので
芝居全体での緩急がつくようになれば
もっとこなれてくるのかなと。


まぁでも楽しかったっす!見に行ってよかったー。