本気と書いて、マジとよむ?

私の高校時代の友人で、現在海外で踊っている女性がいます。
彼女はLondonのバレエ学校に留学し、
プロ目指してオーディションを受け続けているみたいです。


私は、趣味という形で踊りに関わっています。
が、常に葛藤があります。
私は、踊るのが本当に好きで、
たとえ週1回とか2回しか踊れなくても
それでも踊りから離れたくはなくて、
こうして今でもしがみついています。


そして、こんな私(負けず嫌い)ですから
趣味とはいえ、少しでもうまくなりたいという気持ちを
押さえることができません。


でも、私の本業は、あくまで研究です。


今更、踊りでプロにはなれない。
だから、研究でプロになろうと
そう決めたはずなのに。


今自分が一番やりたいことは何かと聞かれれば
踊ること。


でも、好きなことを職業にできる人なんて
ほんの一握り。


たいていの人は、好きなことを趣味にして
(あるいは全くやらなくなった人もいるかも)
他のことで生計を立てているわけですよね。


私の場合、研究でプロになろうとしているわけですが
これも、ダンサーに負けず劣らず特殊な職業です。
ある意味、ダンサーに近いところがあります。


それは、なかなか食べていくのが難しいところとか(苦笑)
需要と供給のバランスが恐ろしく悪いところとかorz


それでも、プロの研究者目指して、未だ学生の身分でいることを
パートナーは許してくれているのに
私はといえば、踊りの方が好きだとぬかす始末。


いっそ、止めてしまおうか。


趣味の領域で止めることができないのならば。
舞台に立ちたいという思いを抑えられないのならば。
うまくなりたいという欲望を抑えられないのならば。


「自分が『踊りが好き』だと思う気持ちを信じられる」
そう言い切る彼女がまぶしくうつる。


さて、私はどう生きようか?