自分に影響を与える作品

今日は、ある場面でついつい正論ぶっぱなしちゃって
ちょっと自己嫌悪です。
正論がいつもベターな選択とは限らないってわかってるんだけどなー。
言わずにおれんかったわ。


そんな時は、『フットルース』のことを思い出します。
そして自分に問い掛けるのです。
「逃げ出していないか?」
「レンのように、正面から問題に立ち向かっているか?」


こんな風に自分に大きな影響を与えてくれるような作品に
めぐり合う事って奇蹟だなと思うんです。
(だからそんな作品がDVDとして残らないのが無念で。。。)


フットルース」については、ブログやツイッター
色んな人が色んな感想を書いていて、実におもしろいです。
人によって色んな見方があるんだなって。
同じ作品を見ても、それぞれに感じることや思う事は違って
そこから、書き手さんの人生が透けて見える気がするの。
それがすごく人間らしくて、私は好きです。


私の、この作品からの学びは、
正面から立ち向かうってどういうこと?
でした。


私は今まで、問題解決のプロセスはスマートな方がいいと思ってました。
できることなら争いたくないし、喧嘩はもちろん議論も好きじゃない。
誹謗中傷はもちろん、正当な批判もできれば避けたい。
泥臭いことや、感情的に訴えるなんて好きじゃなかった。
でも、レンとムーア牧師の対決って、
クールな場面だけど、とっても泥臭くて感情的だなと思うのです。
最初は2人とも心の扉を閉ざしていたけど、
レンは自分の扉を開き、自分の過去に折り合いをつけ、
新しい人生を祝おうと言った。
そして、ムーア牧師の扉をたたいた。強くたたいた。


「私はひとりになりたいんだ!」
「あなたはもうひとりぼっちです!!!」


「あなたなら・・・わかりますよね?」
「・・・あぁ。・・・わかるよ。」


このやりとりがとっても好きです。
この2人の、静と動が交錯する、むき出しのやり取りを目撃したら
「スマートな方がいい」なんて言ってられなくなってきましたよ。


もちろん私がレンのように、逞しくなるには
いましばらく・・・だいぶしばらく(笑)かかるでしょうが
それに気が付けたことが収穫かなって思います。